Udemyの講座情報を自動で取得して、アフィリエイトサイトやデータ分析に活用したいと思ったことはありませんか?Udemy APIを使えば、講座のタイトル、価格、評価などの情報をプログラムから簡単に取得できます。
この記事では、RubyとFaradayを使ってUdemy APIから講座情報を取得する実装方法を解説します。APIクライアントの取得から実際のコード実装まで、すぐに動かせる実践的な内容をお届けします。
Udemy APIとは?できること
Udemy APIは、Udemyが公式に提供するAffiliate API(アフィリエイトAPI)です。このAPIを使うことで、Udemyの講座情報をプログラムから取得できます。
主な用途
- アフィリエイトサイト構築:講座情報を自動で取得して紹介
- データ分析:人気講座のトレンド分析
- 価格監視:セール情報の自動取得
- 講座比較サービス:複数講座の情報を一覧表示
取得できる情報
- 講座タイトル
- 講座URL
- 価格・割引情報
- 評価・レビュー数
- 講師情報
- 講座の説明文
APIクライアント取得手順(4ステップ)
Udemy APIを利用するには、まずクライアントIDとクライアントパスワードを取得する必要があります。
Step 1: Udemyアカウントを作成
Udemyの公式サイトでアカウントを作成します。既にアカウントがある場合はそのまま使用できます。
Step 2: アカウント設定画面に移動
Udemyにログインし、右上のアカウントアイコンから「アカウント設定」を選択します。
Step 3: APIクライアントをリクエスト
アカウント設定画面で「APIクライアント」セクションを探し、「Affiliate APIクライアントをリクエストする」をクリックします。必要事項を入力して保存します。
Step 4: クライアントIDとパスワードを取得
リクエストが承認されると、クライアントIDとクライアントパスワードが発行されます。この2つの情報は、API認証に必要なので大切に保管してください。
実装手順(Ruby + Faraday)
RubyとFaradayを使って、Udemy APIから講座情報を取得する実装を進めていきます。
前提条件
- Ruby 2.6以上がインストール済み
- Udemy APIクライアントIDとパスワードを取得済み
Step 1: Faradayのインストール
FaradayはRubyのHTTPクライアントライブラリです。Udemy APIへのHTTPリクエストに使用します。
gem install faradayStep 2: 基本設定
環境変数にクライアントIDとパスワードを設定します。.envファイルを作成して以下のように記述しましょう。
UDEMY_CLIENT_ID=your_client_id_here
UDEMY_CLIENT_PASSWORD=your_client_password_hereStep 3: APIリクエストの実装
Udemy APIにリクエストを送信するコードを実装します。
require 'json'
require 'faraday'
require 'uri'
class UdemyAPI
# Udemy APIのベースURL
BASE_URL = 'https://www.udemy.com/api-2.0/courses/'.freeze
def initialize(client_id, client_password)
@client_id = client_id
@client_password = client_password
end
# キーワードで講座を検索
def search_courses(keyword, language = 'ja')
# 日本語対応のため、URIエンコードを実施
search_url = URI.encode("#{BASE_URL}?language=#{language}&search=#{keyword}")
response = get_request(search_url)
return nil unless response.success?
JSON.parse(response.body)
end
private
# HTTPリクエストを送信
def get_request(url)
connection = Faraday.new(url: url) do |conn|
# Basic認証(クライアントIDとパスワード)
conn.basic_auth(@client_id, @client_password)
# Net::HTTPアダプターを使用
conn.adapter :net_http
end
connection.get
end
endStep 4: レスポンス処理とページネーション
Udemy APIは1リクエストあたり最大20件の講座情報を返します。21件目以降を取得するには、レスポンスのnextキーに含まれるURLに追加リクエストを送ります。
class UdemyAPI
# 前述のコードに追加
# すべての検索結果を取得(ページネーション対応)
def search_all_courses(keyword, language = 'ja', max_pages = 100)
courses = []
search_url = URI.encode("#{BASE_URL}?language=#{language}&search=#{keyword}")
page_count = 0
loop do
break if page_count >= max_pages
response = get_request(search_url)
break unless response.success?
data = JSON.parse(response.body)
courses.concat(data['results'])
# 次のページがなければ終了
break if data['next'].nil?
search_url = data['next']
page_count += 1
end
courses
end
end実際の使用例
実装したクラスを使って、実際に講座情報を取得してみましょう。
# 環境変数から認証情報を取得(dotenvなどを使用)
require 'dotenv/load'
client_id = ENV['UDEMY_CLIENT_ID']
client_password = ENV['UDEMY_CLIENT_PASSWORD']
# UdemyAPIインスタンスを作成
udemy = UdemyAPI.new(client_id, client_password)
# "Ruby"で検索
courses = udemy.search_all_courses('Ruby')
# 講座タイトルを出力
courses.each do |course|
puts course['title']
puts "価格: #{course['price']}"
puts "URL: https://www.udemy.com#{course['url']}"
puts "---"
endより詳細な情報を取得する例
courses.each do |course|
puts "タイトル: #{course['title']}"
puts "講師: #{course['visible_instructors']&.first&.dig('display_name')}"
puts "評価: #{course['avg_rating']}"
puts "受講者数: #{course['num_subscribers']}"
puts "価格: #{course['price']}"
puts "言語: #{course['locale']['locale']}"
puts "-" * 50
endよくあるトラブルと解決法
トラブル1: 401 UNAUTHORIZEDエラー
原因:クライアントIDまたはパスワードが間違っている、もしくは認証情報が送信されていない。
解決法:
- 環境変数の値を再確認
conn.basic_authが正しく呼ばれているか確認- クライアントIDとパスワードにスペースや改行が含まれていないか確認
トラブル2: 日本語キーワードが文字化けする
原因:URLに日本語が含まれる場合、エンコードが必要。
解決法:
# URI.encodeを使用してエンコード
search_url = URI.encode("#{BASE_URL}?language=ja&search=#{keyword}")Ruby 2.7以降ではURI.encodeが非推奨になっているため、ERB::Util.url_encodeまたはCGI.escapeを使用することを推奨します。
require 'cgi'
keyword_encoded = CGI.escape(keyword)
search_url = "#{BASE_URL}?language=ja&search=#{keyword_encoded}"トラブル3: 取得できる講座数が少ない
原因:ページネーション処理が実装されていない。
解決法:レスポンスのnextキーを確認し、追加リクエストを送信する処理を実装してください(上記のStep 4を参照)。
まとめ:Udemy APIで講座情報を活用しよう
Udemy APIを使えば、講座情報を自動で取得してさまざまな用途に活用できます。アフィリエイトサイトの構築やデータ分析など、可能性は無限大です。
実装のポイントまとめ:
- Udemy APIクライアントIDとパスワードを取得
- Faradayを使ってHTTPリクエスト
- Basic認証で毎回認証情報を送信
- 日本語キーワードはURIエンコード必須
- ページネーション処理で全件取得
まずは簡単なキーワード検索から始めて、徐々に機能を拡張していきましょう。取得した講座情報をデータベースに保存したり、定期的に価格をチェックする仕組みを作ったりすれば、より実用的なアプリケーションが構築できます。
API開発をさらに効率化する関連記事
Udemy API実装を理解したら、他のAPI開発や効率化ツールも活用して、さらに開発スキルを向上させましょう:
API開発・連携
- Perplexity Search API – 高精度な検索インフラを提供する開発者向けAPI – 強力な検索機能をアプリに統合してユーザー体験を向上
- CREAO – AIを活用したカスタムアプリ開発プラットフォーム – 自然言語でアプリケーションを構築して開発を加速
開発効率化・コーディング支援
- opencode – ターミナル向けAIコーディングエージェント!複数モデル対応で柔軟な開発支援を実現 – ターミナルから直接AIを活用してコーディング効率を大幅向上
- Qoder – AIが完全理解するソフトウェア開発向け次世代IDE – プロジェクト全体を理解するAI搭載IDEで開発体験を革新
- Byterover – AI開発者向け自己改善型コーディング知識管理プラットフォーム – コーディングパターンを蓄積してチーム全体の開発品質を向上
Udemy API よくある質問
❓ Udemy APIは無料で使えますか?
はい、Udemy Affiliate APIは無料で利用できます。ただし、Udemyアカウントの作成とAPIクライアントの申請・承認が必要です。APIクライアントの申請は、Udemyのアカウント設定画面から行えます。承認されれば、クライアントIDとパスワードが発行され、APIを利用できるようになります。
❓ 1回のリクエストで何件の講座情報を取得できますか?
Udemy APIは1リクエストあたり最大20件の講座情報を返します。21件目以降の情報を取得するには、レスポンスに含まれるnextキーのURLに追加リクエストを送る必要があります。nextキーがnullになった時点で、すべての結果を取得したことになります。最大100ページまで取得可能です。
❓ Ruby以外の言語でも使えますか?
はい、Udemy APIはHTTPベースのRESTful APIなので、どのプログラミング言語でも利用できます。Python、JavaScript(Node.js)、PHP、Javaなど、HTTPリクエストを送信できる言語であれば問題ありません。Basic認証とJSON形式のレスポンス処理ができれば、同様の実装が可能です。
❓ APIのリクエスト制限はありますか?
Udemy APIには具体的なレート制限が公式ドキュメントに明記されていませんが、過度なリクエストは避けるべきです。推奨される実装としては、取得した講座情報をキャッシュして保存し、同じ情報への重複リクエストを減らすことです。また、ページネーション処理では適切な間隔を空けてリクエストを送信することで、サーバーへの負荷を軽減できます。
